つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■泊まりのあとなどに、必ず混乱が起こります。

94歳の実の母を看ています。要介護2です。小規模多機能ホームを利用しています。1週間に6日ほどの通所を利用し、月に3回か4回の泊まりをプランに入れてもらいます。泊まりの後や、通いのときの迎えが遅くなると、必ず家に帰ってから混乱が起こります。できるだけ泊まらせたくないと思いますが仕方ない日もあるので悩ましいです。 (58歳、主婦)

介護家族A:私も悩みましたが、慣れてきます。ずーっと傍にいてほしいのですね。私が母をグループホームに預けたとき「うちの娘は、私をここに連れてきて、なかなか迎えにこん」と毎日スタッフに話していると聞いてずいぶん悩みました。でも家に連れては帰れないので、しばらくはごめんねと思いながら面会に行きました。しばらくして、穏やかに母と話している自分に気付き、これでいいのだと思えるようになりました。

介護家族B:介護者の生活も大切です。
割り切りを。高齢だし、すっかり娘さんを頼りにしているのですね。娘さんに会えて、ほっとして、認知症の症状を出すのですね。しばらく混乱に付き合いながら、ご飯を食べたり、お茶を飲んだりして気分転換をするといいと思います。次の日は落ち着かれるのだから。お母さんも大切だけど、介護者の生活も大切です。
できるだけ自分の時間を犠牲にせずに、普通に仕事を続けることも、在宅介護を長続きさせるためには大切だと思います。

ケアマネジャーC:上手にサービスをお使いください。サービスを使う家族の方は皆さん悩まれます。家でゆっくり見てやればよいが…それでは自分が倒れてしまいそうだしと思われるのですね。本人は、その時はサービスを楽しまれていますが、本人に負担をかけていると悩んでいる家族が多いです。サービスを使えば本人も生活に変化があって良いのではないでしょうか。家に帰って混乱するのは、娘に会えた安心感で、まだ娘が分かっていると思ったらどうでしょう。

施設職員D:不安なのでは。職員に話してみては。職員は、施設での状況しか見えませんが、ご家族の前では私たちの知らない面が出るのですね。お母さんは、夕方迎えが遅かったり、泊まりのときは、娘さんと離れている時間が長いし、今どこにいるのか分からなかったり、そこにいる理由を忘れたりして不安がいっぱいなのだと思います。でもそれを職員にたずねることができないのですね。職員は、そんな時間に丁寧に寄り添う必要があると考えさせられました。職員に帰宅後の様子を話してみてはどうでしょう。

介護経験者E:割り切りが大事です。
あれもこれもうまくいくようにはなかなかできないもの。
泊まりで行った後の混乱に対応するのがつらいのか、他のことを犠牲にして泊まりをしないで家で看るほうが困るのか、二つを天秤にかけてどちらかを選び、「これしかないんだ」と割り切って、そのことで後悔しないようにしてはどうでしょう。他の方もみんなそのような道をたどっておられますよ。