全国研究集会2025 in 北海道 2025年10月26日

日時:2025年10月26日(日) 10:00~15:30

場所:北星学園大学C館50周年記念ホール(札幌市)

開催要綱

日時
 2025年10月26日(日)10:00~15:30

場所
 北星学園大学C館50周年記念ホール(札幌市) ハイブリッド開催
 〒004-8631 北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1

テーマ
 最期まで「私」らしく生きたい

趣旨

 北海道支部では、認知症の人と家族の会ができてからつどい、会報、電話相談などを通じて介護家族の励まし合い、支え合いと本人や介護者の声を社会に発信し、認知症の課題提起と関心を広めることを活動の原点としてきました。今、人生100年時代を迎え、誰もが最期まで「私」らしく生きていきたいと願うのではないでしょうか。しかし現実には病気を患い、少子高齢化、核家族化、孤独化、介護を担う人材不足のほか、経済的な負担を抱えることも多く、将来の不安や悩みを持って生きている人も少なくありません。
 2024年1月に、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症になったとしても最期まで「私」らしく生きるために、食べること、住むこと、医療を受けること、意思決定をすること、家族が可能な支援をされること、そのために関係者とともに考えていく機会とします。認知症の人と家族の会が長年訴えてきた「認知症になったらおしまいではない」ことを伝えられたらと思い、準備を進めています。

プログラム内容

①基調講演

1.演題:平均寿命マイナス健康寿命 10年間どう生きる

講師:石原 宏治氏(北海道新聞社帯広支社 支社長)

【講師プロフィール】

 認知症や介護を取材、「達人が教える 介護のコツ」を出版。1966年、札幌市生まれ。北海道新聞社では本社社会部、東京支社政治経済部、余市支局長、千歳支局長、室蘭報道部長、本社くらし報道部長、編集局次長報道センター長などを経て16カ所目の勤務地として昨春から帯広支社長。30代後半の3年間、本社生活部で介護や認知症を担当、まだ防止法もない時代に「高齢者虐待」をテーマに長期連載、北海道庁の高齢者虐待に関する研究会で防止マニュアル作りに携わった。両親を看取った後の53歳から2年間、くらし報道部編集委員として再び担当、今度はすぐ役立つ記事を心掛けて執筆した連載や特集が「達人が教える 介護のコツ」(北海道新聞社)など2冊の書籍として出版された。

2.演題:最期まで私らしく生きたいを支えるために

 講師:内海 久美子氏(NPO法人 中空知・地域で認知症を支える会理事長)

【講師プロフィール】

 1988年札幌医科大学医学部を卒業、精神科医療に37年間携わる。初期研修の数年間を除いた30数年間、北海道の中空知地域にある砂川市立病院に今春まで勤務。当地域は旧産炭地域にあり1980年代には閉山が相次ぎ、少子高齢化の先進地域、地域事情が背景にあり、2004年1月もの忘れ専門外来を開設。全国で初めて精神科・神経内科・脳神経外科の3科が協働診療して、正しい臨床診断と適切な治療方針を目的とする。しかし認知症は医療だけでは、ご本人・ご家族の生活を支えることが不十分であり、専門外来開設と同時に、中空知・地域で認知症を支える会を設立、本人・家族・介護者・医療者そして住民が連携して、ご本人やご家族の望む生活を支援できるような活動を行う。その活動は「砂川モデル」として全国的に知られるようになる。

 座長 片山禎夫氏(片山内科クリニック院長、認知症の人と家族の会元理事)

②体験・実践発表

「趣味のハーモニカを吹きながら認知症の語り部として生きる」 江森 元春氏 認知症当事者
「34年間、13012人の認知症当事者・家族への診療実践」 松本 一生氏 医療法人圓生会 松本診療所 理事長・院長

「在宅介護7年『チャチャチャ!』と前向きに」 橋本 立明氏 (財)健康生きがいづくりアドバイザー
「“ごちゃまぜ”シェアハウスで、役割を持ち、自分らしく暮らす!~認知症の人が地域で暮らし続ける意味~」 山内 勇人氏 医師、ささえ愛ホームきよちゃん家家主

③シンポジウム

 テーマ:「最期まで「私」らしく生きたい」

 シンポジスト:

 ・松本 健太郎氏(ほっかいどう希望大使)

 ・木島 輝美氏(札幌医科大学保健医療学部 准教授)

 ・大島 康雄氏(北海道介護支援専門員協会 会長)

 ・宮崎 直人氏(北海道認知症グループホーム協会 会長)

 座 長:中村健治氏(北海道ケアラー支援推進センター センター長)

シンポジストプロフィール

松本 健太郎(まつもと けんたろう)氏

静岡県藤枝市生まれ、現在51歳。赤平市の西出興業株式会社で燃料・設備販売部門の管理職として勤務していたが、48歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された。家族、病院、職場の理解とサポートを得て仕事を続け、自身の経験をブログ「あるつは今」を発信している。


木島 輝美氏

私は、1994年に札幌医科大学衛生短期大学部看護学科を卒業して看護師免許を取得しました。翌年に北海道立衛生学院保健婦科を卒業して保健師免許を取得し、北海道内で保健師として勤務しました。その後、2003年に母校である札幌医科大学保健医療学部看護学科に教員として戻りました。それから20年あまり学生に老年看護学を教えています。研究テーマは一貫して「認知症ケア」に関することに取り組んできました。
一方、私生活では、この10年ほどの間に実父、義父、義母の認知症介護と看取りを経験してきました。そこで本シンポジウムでは、看護職としてではなく認知症の人の家族として「その人らしさ」を考えた経験をお伝えしたいと思います。


宮崎 直人氏

有限会社グッドライフ 代表取締役・総合施設長 宮崎直人
公職 一般社団法人 北海道認知症グループホーム協会 会長
北海道室蘭市生まれ。道都大学を卒業後、営業や飲食店を経験し、介護老人福祉施設職員(寮父)を経て、2001年有限会社グッドライフを設立し、代表取締役・総合施設長として北海道伊達市、登別市を中心としてグループホーム、デイサービス、小規模多機能、サ高住等を経営。現在の公職は、一般社団法人北海道認知症グループホーム協会会長として、『人』と『認知症』の支援の姿を、日々自問自答しながら繰り返し取り組んでいる。


認知症ケア専門士の単位取得の手続きを行う方は、Peatixより該当するチケットを購入してください。

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参加申込(オンライン&会場参加)

チラシ

チラシ(PDF)ダウンロード(587KB)

2025年全国研究集会チラシ(20250521改)

■オンライン参加

Peatixよりお申し込みください。

https://zenken2025.peatix.com

■会場参加

定員に達したため、申し込みは終了しました。上記オンラインでご参加ください。

🙏満員御礼🙏

下記リンクのフォーム、ファックス、郵送でお知らせください。
参加費振込用紙(ゆうちょ銀行)、チケットなどをお送りします。

https://forms.gle/PEwLMXka6QGCBQau7

会場

全国研究集会 in 北海道 関連情報

北海道認知症コールセンター・家族の会

【ポータルサイト】ほっかいどうの認知症施策 – 保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課

札幌市認知症ナビ/札幌市

テーマ「最期まで「私」らしく生きたい」を踏まえ、下記の2部門の発表を募集しています。

①体験部門
・認知症ご本人による発表、伝えたいことなど
・介護家族による発表
②実践部門
・行政、公的機関での制度や取り組み
・認知症ご本人や介護家族と医療・介護従事者との関わり
・若年性認知症への取り組み・支援の実践例
・その他、認知症ご本人・家族と、住みなれた地域の人とのつながりに取り組んだ実践例

■発表者:立場や職種を問いません。どなたでも応募できます。
■発表時間:口述発表15分以内
■応募方法:
 発表テーマとその内容(約1,000字程度)、住所、氏名、年齢、職業や立場を明記して、メールまたは郵送でお寄せください。選考結果については後日お知らせします。
■応募先:
 Eメール office@alzheimer.or.jp
 郵送 〒602-8222
    京都市上京区晴明町811-3 岡部ビル2F
     認知症の人と家族の会本部事務局
     全国研究集会 体験・実践発表係
■応募締切:2025年6月13日(金) 応募は終了しました。

当会会報2月号掲載記事もご確認ください。

全国研究集会2024 認知症の人と家族への援助をすすめる 第40回全国研究集会 in 和歌山

2024年度の和歌山県支部での様子は全国研究集会2024をクリックしてください

全国研究集会2023 認知症の人と家族への援助をすすめる 第39回全国研究集会 in 香川

2023年度の香川県支部での様子は全国研究集会2023をクリックしてください

全国研究集会とは


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