介護保険ニュース#7

今回は、第234回社会保障審議会介護給付費分科会(2023年12月4日)の内容を公開されたYouTubeによるライブ配信内容を要約してお伝えしています。

介護保険・社会保障専門委員会

 【要約】

第234回社会保障審議会介護給付費分科会の要約メモです。
主な内容は以下の通りです。

第234回社会保障審議会介護給付費分科会の要約メモです。令和6年度介護報酬改定に向けて、運営基準の改正や多床室の室料負担、複合型サービスの創設などについて検討が行われた。委員からは、利用者や職員の視点に立った議論を求める意見が相次いだ。

【審議項目】

運営基準の改正について
事務局から、訪問系サービス、通所系サービス、短期入所系サービス、多機能系サービス、福祉用具対応・特定福祉用具販売、居宅介護支援・介護予防支援、居住系サービス、施設系サービスなどの運営基準改正案が説明された。委員からは、訪問回数の削減に反対する意見や、人員配置基準の緩和に慎重な意見が相次いだ。

多床室の室料負担について
事務局から、介護医療院や一部の介護老人保健施設の多床室に室料負担を求めることが提案された。しかし、委員からは生活の場ではない、国民の理解が得られない、との反対意見が相次いだ。

複合型サービスの創設について
事務局から、訪問介護と通所介護を組み合わせた複合型サービスの創設が提案されたが、実証的な検証が不十分との意見があった。委員からは、実証事業の実施を求める意見があった。

その他の論点について
基準費用額の引き上げ、総合マネジメント体制強化加算の見直し、終末期の薬学管理指導の回数拡大などが提案された。委員からは、利用者負担への影響に関する意見が相次いだ。

【行動項目】

●運営基準改正案について、利用者と職員の視点に立った議論を深める

●多床室の室料負担について、国民の理解が得られるか慎重に検討する

●複合型サービスの創設にあたって、実証事業を行い影響を分析する

●基準費用額や利用者負担の引き上げについて、影響を緩和する対策を検討する

 

 

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