介護保険ニュース#5

今回は、第232回社会保障審議会介護給付費分科会(2023年11月27日)の内容を公開されたYouTubeによるライブ配信内容を要約してお伝えしています。

介護保険・社会保障専門委員会

 【要約】

第232回社会保障審議会介護給付費分科会の要約メモです。
主な内容は以下の通りです。

令和6年度介護報酬改定に向けた認知症への対応力強化、感染症への対応力強化、業務継続に向けた取り組みの強化、LIFEの改訂の方向性、口腔栄養、高齢者虐待の防止等である。委員からは、認知症への対応力強化のためには研修の受講機会の拡大が必要、感染症対策では医療機関との連携が重要、LIFEの入力項目の見直しとフィードバックの充実が必要、等の意見が出された。

【審議項目】

▼認知症への対応力強化

認知症への対応力強化のため、通所・訪問系サービスの認知症加算の見直し、認知症の行動心理症状への対応として新たな加算の創設等が提案された。研修の受講機会の拡大や、認知症の人の能力を生かすケアが重要との意見があった。

▼感染症への対応力強化

感染症発生時の医療機関との連携体制の構築、感染管理の専門家による指導の評価等が提案された。医療機関との連携が重要との意見があった。

▼業務継続計画(BCP)の策定

BCPが未策定の場合の減算が提案されたが、策定の支援や経過措置の延長を求める意見もあった。地域と連携した計画策定の必要性も指摘された。

▼LIFEの改訂

入力項目とフィードバックの見直しが提案され、現場の負担軽減が必要との意見があった。訪問系サービスへの拡大は見送り、試行的運用が提案された。

【行動項目】

●認知症対応力強化のための研修受講機会の拡大

●医療機関との連携推進に向けた方策検討

●LIFEの入力項目とフィードバックの見直し

●BCP未策定事業所に対する支援策の検討

●訪問系サービスでのLIFE試行的運用の準備

 

 

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