介護保険ニュース#13
今回は、第239回社会保障審議会介護給付費分科会(2024/1/23)の内容を公開されたYouTubeによるライブ配信内容を要約してお伝えしています。
介護保険・社会保障専門委員会 和田 誠
第239回社会保障審議会介護給付費分科会(2024/1/23)の要約メモです。
主な内容は以下の通りです。
第239回社会保障審議会介護給付費分科会として開催され、介護報酬改定の概要として、地域包括ケアシステムの深化・推進、自立支援・重度化防止、効率的なサービス提供に向けた職場環境整備、制度の安定性・持続可能性の確保という4つの柱が示された。
主な論点として、訪問介護の基本報酬引き下げへの懸念、介護支援専門員の処遇改善、認知症ケアの推進、医療との連携強化などが議論された。
審議の内容
【介護報酬改定の概要説明】
事務局から、地域包括ケアの深化・推進、自立支援・重度化防止、効率的なサービス提供、制度の安定性・持続可能性の4つの柱に基づく介護報酬改定の概要説明が行われた。主な論点として、訪問介護の基本報酬引き下げ、介護支援専門員の処遇改善、認知症ケアの推進、医療との連携強化などが示された。
【委員からの意見と質疑応答】
委員から訪問介護の基本報酬引き下げへの懸念、介護支援専門員の処遇改善、認知症ケアの推進体制、医療との連携強化などについて質疑が行われ、事務局から回答がなされた。虐待防止に対する厳格な対応、介護認定の迅速化などについても意見が出された。
【了承と今後の日程】
特段の異議がないことから、諮問のとおり改定案を了承し、社会保障審議会に報告することとなった。今後、パブリックコメントを経て告示へと進む予定であることが説明された。
【行動項目】
介護報酬改定の内容を事業者に速やかに周知し、その意図をしっかり周知することが重要である。