グループホームに入所の義母「帰りたい」と...

つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■グループホームに入所の義母「帰りたい」と聞くのがつらい

夫の母は85歳、アルツハイマー型認知症で介護度3です。グループホームに入所して4カ月ですが帰宅願望があります。職員さんは「面会に来てください」と書われますが、いくたびに「帰る、帰る」と繰り返すのを聞くととても疲れます。「親不幸者のようで後ろめたい」と悩んでいる夫を見るのもつらい気持ちです。(60歳 主婦)

介護家族A:時間が解決する 私も実母をグループホームに預けています。職員に、娘は自分をここに置いたまま迎えに来ないと言っているのを開いてつらかったが、連れて帰れる状況ではなかったので自分の気持ちを割り切るようにしました。できるだけ面会に行きましたが1年位で新しい生活に慣れ、「迎えに来ない」とは言わなくなりました。
時間が解決すると思います。
介護家族B:一緒に住むだけが親孝行ではない私は周囲の忠告も開かず、頑張って姑を一人で見てきましたが体調を壊してしまいました。今になって考えてみると、やはり施設への入所をもっと早く考えたらよかったと思っています。現在、義母も入院中、離れてみて初めて義母に対し心からやさしい気持ちにな咋ました。同居すろことだけが親孝行ではないと思います。
施設職員C:帰宅願望が「自宅へ帰りたい」という意味ではないことも… 「帰宅願望」は「何となく落ち着かない」といった気持ちを表現していることもあります。また、帰りたい家は本人が子どものころ育った家だったりします。自宅にいても「家に帰りたい」と言い続ける方もいます。環境が変わったことで、多くの方が不安定になられますが対応の仕方によってほとんどの方が落ち着いていくことを経験しています。
ケアマネD:クルーフホームのケアの質をよく見ること 確かに「帰宅願望」にはいろいろな意味が込められています。ただ、居心地のよくないことを訴えていることも多いので面会はできるだけ競け、どんなケアがされているかを家族の日で見ることも大切だと思います。
施設職員E:職員と話し合う機会を!「帰る」という言葉を開くたびにつらい思いをしていることを職員に伝えてください。面会の前後の様子、ご家族のいないときの日常の様子などについて職員と話し合う機会をつくったらいかがでしょう。
精神科医F:少し距離をおいて休患することも必要 ご主人やあなたが過度のストレスを受けるようなら、しばらくの間、面会を休むのも一つの方法です。在宅介護の疲れが癒されないうちに、また深ぐ悩むのは健康を害することにもなるでしょう。しばらくは割り切ってお義母さんと距離を置くことで、また前向きな気持ちになれるかもしれませんよ。
世話人G:ご主人もつどいに… 私も義母を入所させた時、同じように悩みました。そんなとき、「家族の会」のつどいに夫と一緒に参加し悩みを話したり、いろんな方のお詰を開いたりして自分たちの気持ちを整理することができました。
次回はぜひご主人と一緒に来てください。
みんなで、知恵を ゆとりを!探しましょう。
ぽ~れぽ~れ!!

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