いきいき家族の会 まちでも村でも

初めての「若年期認知症のつどい」開催

岐阜県支部

支部では12月5日の片山禎夫医師の講演会に合わせ、初めて「若年期認知症のつどい」を開催しました。当日までに若年期の会員に声を掛けたり、また認知症の本人からの電話相談で紹介し、参加につながった方がいるなど、ご夫婦での参加もあわせて12名が出席しました。当日は片山医師の進行により、テーマごとにご本人や家族に話をして頂きましたが、途中からはそれぞれにお隣り同士での話が盛り上がるなど、予想外の展開となっていきました。事前の準備に奔走した支部では、「まずは始めてみる事が大事」と考え、当事者からの「同じ仲間と話したい」という意見を胸に、今後の開催を期待して終了しました。

ラジオの介護体験の紹介に涙

新潟県支部

支部会員のMさんは、「NHKラジオ深夜便」で募集された男性介護者の介護体験に応募、全国放送で紹介されました。下越エリアのつどいでは、その放送されたMさんの録音テープを、ご本人同席のもと、参加者に聞いてもらいました。放送は全体に奥様への愛情あふれる内容で、Mさんが慣れない介護に最初は戸惑いながらも、懸命に介護を続けている様子が紹介されており、参加した人たちも涙を浮かべながら聞き入っていました。

支部会報が300号を達成

福岡県支部

支部設立以来、発行してきた支部会報「たんぽぽ」がこの度2009年11月号で300号を達成しました。会報では、支部に寄せられた会員のお手紙を紹介したり、世話人たちが執筆を分担したりと、支部をあげての会報作りで、足かけ28年で今回の300号を迎えました。毎月の会報発送作業では、朝から約1200部印刷し、20名以上の世話人・会員らが発送の手伝いをしており、このような協力が支部全体の力にもつながっているようです。支部ではこの会報を様々な活動紹介にも活用しており、今後は支部設立30周年に向けて、会報の充実を図りたいと話しています。

「おしゃべり人形」で介護を楽しく

三重県支部

支部へ先日、会員のSさんからお手紙と写真が届きました。Sさんは認知症の奥様を介護していますが、奥様は毎晩ご主人がいないと不安になられていました。友人からもらった「おしゃべり人形」を奥様へ渡したところ、奥様は笑顔で人形に話しかけ、夜も一緒に添い寝するなど、楽しいひと時を送られるようになったそうです。この人形は「今日は楽しかった?」などと話し掛けてくるので、奥様の母性愛を刺激したのかもしれません。

支部では、別の会員の方から提供していただいた同じ人形を、会員に向けてお試し用に貸し出しも始めています。

2010年1月25日発行会報「ぽ~れぽ~れ」354号より

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