つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■夫にデイサ-ビスを利用させたいのですが…

70歳の夫は要介護1、初期の認知症で す。近くのデイサービスを利用することに決めましたが拒否、家で寝てばかりでタバコもよく吸います。通所させるには どうしたらよいでしょうか? (妻63歳、パート勤務)

ケアマネジャーA:拒 否する理由はいろいろ

本人が拒否する理由はいろいろあります。デイサービスに対する先入観、出かけることが億劫、あるいは不安、サービスの内容が気に入らないなどです。 なぜ拒否するのかをご家族の目でよく観察し、デイサービスのスタッフと話し合うことが大切だと思います。

デイサービススタッフB:「拒否にどう対応するか」

が専門職としての実力「拒否されたときにどう対応するか」が専門職としての実力です。家族の協力を得ながらどれだけ本人に働きかけられるかでしょ う。ご主人の状況に対して放置されているようなら、施設を変えてもいいのではないでしょうか?

世話人C:も し変えるなら、できるだけ多く見てから

もし変えるなら、できるだけ多く見て本人に合いそうな場所を探してください。他の会員さんからの利用者の立場での
情報なども参考になりますよ。

介護家族D:利 用者の中に同級生がいて

私の夫も最初、「幼稚園みたいな所へ行かれるか」と、怒って行きませんでした。たまたま、利用者の中に同級生がいて「遊びに来ないか」と誘ってくれ たのがきっかけとなりました。最近は、得意の古布マットをつくり持って行って皆さんに教えており、「師匠」と呼ばれて、機嫌よく通所しています。

介護家族E(介護中):夫 に直接の訪問や電話で、数回の勧誘ス タッフの方が

訪問や電話で数回、夫に直接、「習字と作陶の先生をしてほしい」と話してくれました。自分が認められていることが、嬉しかったのか通うようになりま した。出かける間際は少したいへんですが、いったん家を出てしまえば機嫌よく過ごしています。送迎を通所マークなしの普通車にしてくれたことも効果があっ たと思います。

世話人H:大好きなお酒を許してもらい…

うちの舅もまったくの拒否でしたが、昼食時に大好きなお酒を許してもらえることになり出かけました。毎回、酒80ccを湯100ccで割ってもら い、食事やおしゃべりを楽しんでいるようです。柔軟性のある対応に感謝しています。

デイサ-ビス施設長I:時間が必要なことを実感

大部分の人は最初から喜んでおられるわけではなく、よんどころない事情で背中を押されてこられるわけです。他の利用者の方や職員との日々のふれあい が生まれてくるまでには時間が必要なことを実感しています。

かかりつけ医J:「拙速な無理強いは禁止」

通所サービスが必要と思われる患者と家族の両方に「元気で長生きしたかったらデイサービスは良いですよ。健康な生活に役立ち、病気の進行も遅らせま す」と時間をかけて話しています。そして家族には「拙速な無理強いは禁止」とも伝えています。