介護保険ニュース#9

今回は、第235回社会保障審議会介護給付費分科会(2023年12月11日)の内容を公開されたYouTubeによるライブ配信内容を要約してお伝えしています。

介護保険・社会保障専門委員会 和田 誠

 【要約】

第235回社会保障審議会介護給付費分科会(2023年12月11日)の要約メモです。
主な内容は以下の通りです。

第235回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され、令和6年度介護報酬改定に関する審議報告案が提示された。

審議報告案では、介護人材の確保、介護と医療の連携強化、自立支援・重度化防止、感染症対策、業務効率化等が論点として示されている。

特に訪問介護の人材確保の喫緊の課題への対応、ICTを活用した業務効率化、介護職員の処遇改善に向けて一本化等の取組が提案されている。

【審議項目】

▼介護人材の確保が喫緊の課題
審議報告案では、介護人材の確保が喫緊の課題としてあげられている。特に訪問介護での人材不足が顕著であるため、訪問介護の人材確保に向けた取組を優先的に検討する必要がある。

▼医療との連携強化が重要
審議報告案では、入退院時の連携強化や、介護施設と医療機関の連携強化があげられている。情報共有の促進、連携体制の構築等を通じ、介護と医療の一体的な提供が重要である。

▼業務効率化に向けた取組が必要
審議報告案では、業務効率化に向けて、ICTの活用促進、管理者の業務範囲の明確化、訪問介護の同一建物減算の見直し等が提案されている。業務負担軽減とケアの質の両立が課題である。

▼介護職員の処遇改善が重要
審議報告案では、介護職員の処遇改善のため、3つの処遇改善加算を一本化し、取得しやすくすることが提案されている。介護職の魅力向上と定着促進につなげることが目的である。

【行動項目】

● 訪問介護の人材確保対策を優先的に検討する

● 医療機関との連携強化に向けた方策を検討する

● 業務効率化とケアの質の両立方策を検討する

● 介護職員の処遇改善方策を具体化する

 

 

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