総会アピールを発表!|2026年6月
公益社団法人認知症の人と家族の会は、2026年6月6日に総会を開催し、下記のアピールを発表しました。

2026年6月6日
認知症の人と家族が希望を持って暮らせる未来へ
〜新たなつながりと力で、誰もが安心できる社会を〜
公益社団法人 認知症の人と家族の会 総会参加者一同
本日、2026年度第17回総会では、全支部から200名を超える会員が会場およびオンラインで参加し、直面する課題や活動のすすめ方について活発な意見交換を行い決議しました。
現在、国会では「介護保険法の一部改正」を含む法案が審議されていますが、私たちは強い危機感を抱いています。人口減少地域を「特定地域」として人員配置基準を緩和することや、訪問介護などの在宅サービスを市町村事業へ移行すること、さらに住宅型有料老人ホーム入居者のケアマネジメントに利用者自己負担を導入することなどは、介護の社会化を目指した制度の理念を根底から揺るがす重大な「改悪」と言わざるを得ません。
2026年5月12日、全国どの地域に暮らしていても公平で平等なサービスが保障される介護保険制度の維持を強く求め、この「改悪」を阻止するために、全ての国会議員の方々に「緊急要望書」を提出しました。私たちは、昨年度の介護保険サービスの利用者2割負担への「改悪」を食い止めたように、「介護のある暮らし」を守り抜く決意です。
一方で、私たちの活動そのものも「会員数の減少」や「世話人の高齢化・固定化」、「活動負担の増大」といった経年的、構造的な課題に直面しながらも克服する努力を続けてきましたが、これらを解決し未来へつなぐため、本総会において「支部活動活性化パッケージ」を提案しました。各支部が自らの活動を「見える化」し、それぞれの強みを活かしていくことで、持続可能で発展的な活動体制を一緒につくっていきます。
さらに、活動を発信・周知していくために、「てとてなび」などの新しい手法の活用を進めていきます。仲間を増やしながら、これまでの私たちの温かい活動に誰もが利用可能な新しい発信方法を無理なく加えていくことで、より多くの方々とつながっていきます。
昨年、私たちが発出した「認知症の人とともにある家族の権利宣言」は、認知症の本人と家族が尊厳をもって安心して暮らせる社会を実現するための、大切なメッセージです。この宣言に込めた思いを各自治体に周知共有し、社会全体で支え合う地域を築いていくために、一人一人ができることを力強く発信していきましょう。
以上


