暮らしと介護保険に関するアンケート調査

(公益社団法人家族の会の会員の方は会員専用アンケート様式をご利用ください。)

「認知症の人と家族の会」は、認知症の人とその家族に対してまったく施策や制度がなかった1980年に結成、以来30 年間、認知症の理解と介護の社会化を訴え、「ぼけても安心して暮らせる社会」をめざして、全国45 の都道府県支部、10,000 名を超える会員が活動をすすめています。

私たちは、介護保険制度発足から10 年を経たことから、利用者本意の、持続可能な制度を願い、今年6月、「2012 年の介護保険制度改正への提言」を発表しました。そして、多くの認知症の本人と介護されている方々の介護・暮らしの状況と、介護保険制度に対するご意見をお聞きし、よりよい制度実現への取り組みに反映させて行きたいと考え、本調査を行うことにいたしました。

このような趣旨をご理解いただき、ご協力いただけますようお願いいたします。アンケートは、ご返信をもって調査協力のご同意を得たものとさせていただきます。結果は数量化して報告しますので、個人が特定されることは決してありません。不明な点は下記までお問い合わせください。

■ アンケートの回答締め切り:2010年10月30日(土)

■ 回答方法: ページの一番下の「送信」ボタンを押してください。

公益社団法人 認知症の人と家族の会
代表理事 見国生

[このアンケートについてのお問い合せ先] (電話)075-811-8195
「家族の会」事務局 〒602-8143 京都市上京区堀川通丸太町下る 京都社会福祉会館

問1●このアンケートに回答してくださるあなたご自身についておたずねします。

性別1.男性 2.女性
住所
年代1.30代以下 2.40歳代 3.50歳代 4.60歳代 5.70歳代 6.80代以上
あなたの立場
1.認知症の人本人
2.現役の主な家族介護者
3.主介護者ではない家族   
4.元家族介護者 →〔問5へ
5.保健医療福祉職→〔問5へ
6.その他()→〔問5へ

問2● 認知症の人と介護者、ご家族についておたずねします。わかる範囲でできるだけお書きください。

a 主な介護者の方について、あてはまる番号に「チェック」をつけ、数字を記入してください。

性別1.男性  2.女性
居住
1.認知症の人と同居
2.認知症の人と別居
3.その他(  )
年齢  歳
認知症の人からみた主介護者の続柄
1. 夫       2. 妻        3. 息子        4. 娘
5. 息子の妻    6. 娘の夫      7. 孫         8兄弟姉妹
9. 実父母     10. おい・めい    11. その他(  )

b-1 認知症の人の現状についてお尋ねします。

あてはまる番号に「チェック」をつけ、空欄に数字を記入してください。
性別1.男性  2.女性
現在の年齢歳〕認知症に気づいた年齢歳〕
診断名
1.アルツハイマー型認知症・アルツハイマー病
2.(脳)血管性認知症
3.若年期認知症・若年性認知症
4.レビー小体型認知症
5.前頭側頭型認知症・ピック病
6.混合型認知症
7.その他(具体的に  )
8.わからない・未診断
介護度
1.要支援1  2.要支援2  3.要介護1  4.要介護2  5.要介護3
6.要介護4  7.要介護5  8.申請中   9.未申請
居所
1.在宅 2.介護保険施設入所中 3.病院・診療所入院中 4.その他(

b-2 現在の認知症の状態について、あてはまるものを選び番号に「チェック」をつけてください。

 (下表の3領域にてらしあわせて、もっともあてはまる状態の番号1つを選んでください)
回答
チェック 日常生活能力 日常会話 具体的な症状
  • 通常の家庭内での行動はほぼ自立している
  • 日常生活上、助言や介助は必要ないか、あっても軽度
  • ほぼ普通
  • 社会的な出来事への興味や関心が乏しい
  • 話題が乏しく、限られている
  • 同じことを繰り返し話す、たずねる
  • いままでできた作業(事務、家事、買い物など)にミスまたは能力低下が目立つ
  • 知能低下のため、日常生活が一人ではちょっとおぼつかない
  • 助言や介助が必要
  • 簡単な日常会話はどうやら可能
  • 意思疎通は可能だが不十分、時間がかかる
  • なれない状況で場所を間違えたり、道に迷う
  • 同じ物を何回も買い込む
  • 金銭管理や適正な服薬に他人の援助が必要
  • 日常生活が一人ではとても無理
  • 日常生活に多くの助言や介助が必要、あるいは失敗行為が多く目が離せない
  • 簡単な日常会話すらおぼつかない
  • 意思疎通が乏しく困難
  • なれた状況でも場所を間違え道に迷う
  • さっき食事したことや、さっき言ったことすら忘れる
同上 同上
  • 自分の名前や出生地すら忘れる
  • 身近な家族と他人の区別もつかない

b-3 現在、認知症の人に必要な介護について、あてはまる番号に「チェック」をつけてください。

A.金銭管理の援助 1.必要 2.不必要
B.服薬の援助 1.必要 2.不必要
C.掃除や収納の援助 1.必要 2.不必要
D.食事の用意への援助 1.必要 2.不必要
E.食品や衣料品などの購入 1.必要 2.不必要
F.外出の介助 1.必要 2.不必要
G.整髪、歯磨き、爪きり、洗面などの介助 1.必要 2.不必要
H.着替え、入浴、トイレなどの介助 1.必要 2.不必要
I.おむつの交換などの排泄の介助 1.必要 2.不必要
J.寝かせたり、起こすこと、車椅子の介助 1.必要 2.不必要
K.食事の介助 1.必要 2.不必要

c 認知症の人を含む同居家族人数を記入し、あてはまる家族構成に「チェック」をつけてください。

人数
構成
1.認知症の人一人
2.夫婦二人
3.夫婦(夫婦片方)と子ども
4.夫婦(夫婦片方)と子ども家族
5.その他( )
〉〉〉認知症の人、ご本人は問4へお進みください

問3●現在の介護の状況についておたずねします。わかる範囲でできるだけお書きください。

a 一日の介護時間(見守りも含む)について、あてはまる番号に「チェック」をつけてください。

 1.30分前後 2.1 〜2時間程度 3.3 〜5時間程度 
 4.半日程度 5.ほとんど1日中 6.特にしていない

b 主介護者の現在の体調のうち、主なもの3つ以内に「チェック」をつけてください。

1.体がだるい 2.睡眠不足 3.腰背部痛 4.肩こり 
5.手足の関節の痛み 6.頭痛 7.めまい 8.体重減少
9.その他(  ) 10.特に体調不良はない

c 主介護者が認知症の症状への対応でお困りなのは、どのようなことですか。

主なもの3つ以内に「チェック」をつけてください。
1.同じことを何度も聞かれる 2.罪をきせられ責められる 
3.興奮をしずめるのが大変 4.暴力を振るわれる・攻撃される
5.目が離せない 6.夜、なかなか寝つかない
7.火の不始末や徘徊などの行動・心理症状への対応 8.車の運転をしたがる
9.サービスの利用を嫌がる 10.その他(  )
11.特にない

d 主介護者がお世話するようになって、生活上の影響が出てお困りなのはどのようなことですか。主なもの3つ以内に「チェック」をつけてください。

1.家事に思うように手が回らない 2.仕事や家業に出られない 
3.育児に思うように手が回らない 4.留守をみてくれる人がいない
5.家庭内がうまくいかない 6.外出できない
7.介護を手助けしてくれる人がいない 8.自分の時間が持てない
9.経済的負担が大きい 10.親族との間がうまくいかない
11.気が休まらない 12.自分自身に病気がある
13.その他(  ) 14.特にない

e 主介護者の方は、今後、認知症の人の介護の継続についてどのようにお考えですか。 あてはまる番号1つに「チェック」をつけてください。

 1.介護を続けたいので、続けるつもり 2.介護を続けたいが、現実的には難しい
 3.介護をしたくないが、続けるしかない 4.介護をしたくないので、やめたい
 5.特に介護をする必要がないので、わからない

問4●介護保険サービスの利用と費用についておたずねします。

a 現在、利用している介護保険サービスと、満足度に「チェック」をつけ、理由を記入してください。

利用中のサービスに 「チェック」 利用中のサービスに対する満足度に「チェック」をつけ、その理由をお書きください。
理由:
訪問ヘルパー(身体介護・生活支援) 満足・不満
夜間訪問ヘルパー(夜間対応型訪問介護)
訪問看護 満足・不満
訪問入浴介護 満足・不満
デイサービス(通所介護) 満足・不満
認知症デイサービス
デイケア(通所リハビリテーション)
小規模多機能型居宅介護 満足・不満
ショートステイ(特養・老健・病院等の短期入所介護) 満足・不満
認知症グループホームへの入居 満足・不満
特別養護老人ホームの入所 満足・不満
老人保健施設の入所
療養型医療施設の入院
有料老人ホームの入所(特定施設入居者生活介護) 満足・不満
医師・薬剤師などが訪問する居宅療養管理 満足・不満
福祉用具の貸与または購入 満足・不満
住宅改修 満足・不満
その他(         ) 満足・不満

b 利用中のサービスは限度額のどの範囲ですか。あてはまる数字等に「チェック」をつけてください。

1.利用限度額以内→ 利用限度額のおよそ何割程度ですか。
1割・2割・3割・4割・5割・6割・7割・8割・9割・10割
2.利用限度額を超えている → 1カ月分のおおよその超過額はどのくらいですか。
1万円未満・1〜3万円・3〜5万円・5〜10万円・10万円以上

c 認知症の人の介護費用や生活費は、認知症の人の収入と資産(預貯金)等でまかなえていますか。あてはまる番号1つに「チェック」をつけてください。

1.認知症の人の預貯金を含めて、認知症の人のお金でまかなえている
2.認知症の人と配偶者(認知症の人の夫・妻)の収入・預貯金でまかなえている
3.本人と配偶者の収入等でまかなえず、子、孫、親類などが経済的援助をしている
  → 援助をしている金額は月額〔〕円程度
4.その他(具体的に:

〉〉〉元家族介護者の方、保健医療福祉職の方、その他の方は以下の問5からご回答ください

問5●現介護保険制度について、あてはまるものに「チェック」をつけ、その理由をお書きください。

理由
申請などの仕組みはわかりやすいですか 満足 不満
要介護認定は実状に合っていますか 満足 不満
ケアプランは実状に合っていますか 満足 不満
サービスは使いやすいですか 満足 不満
受けているサービスの内容、質はいかがですか 満足 不満
在宅生活に必要な支援が受けられますか 満足 不満
希望すれば施設入所できますか 満足 不満
介護保険料の金額はいかがですか 満足 不満
保険料以外に介護にかかる費用はいかがですか 満足 不満

問6●介護保険制度に対する「家族の会」の「提言」についてお尋ねします。

a「 家族の会」は今年6月、2012(平成24)年介護保険制度改正に向けて、「介護保険制度改正への提言」を発表し大きな反響を呼んでいます。この提言について、あなたが関心をよせる内容と理由を回答欄にご記入ください。

提言の全文は「家族の会」ホームページ(URLhttp://www.alzheimer.or.jp/?p=872)に掲載しています。

介護保険制度改正への提言(抜粋)
■4つの方向性
一 必要なサービスを、誰でも、いつでも、どこでも、利用できる制度
二 わかりやすい簡潔な制度
三 財源を制度の充実のために有効に活用する制度
四 必要な財源を、政府、自治体が公的な責任において確保する制度
■抜本的見直し項目
1 要介護認定を廃止する。まず認定から出発するのではなく、暮らしの中での介護の必要性から
出発する制度にする。
2 介護サービスの決定は、保険者を加えた新たなサービス担当者会議の合議に委ねる。
3 介護サービス情報の公表制度は廃止する。
4 介護サービス利用の自己負担割合は1割を堅持する。
5 財源の内、公費負担率を6割に引き上げる。
6 介護サービス利用者に、作業報酬を支払うことを認める。
提言に対するご意見

b「 家族の会」は、2007年と2009年に発表した「提言・私たちが期待する介護保険」で、現行制度の「具体的改善項目」として次の13点を提案しています。これ以外に改善してほしいことがあれば、回答欄にご記入ください。

○在宅で要介護4、5の人が支給限度額を超えて利用する場合は、全額自己負担ではなく介護給付を認める
○必要な訪問介護の利用は、同居家族の有無にかかわらず認める
○認知症があると認められる場合には、要介護1以上の認定とする

提言・私たちが期待する介護保険 具体的改善項目
○若年期認知症の人が仕事を続けられるよう支援する体制をつくり、採用する事業体へは補助金を支給する
○地域包括支援センターのすべてに「認知症連携担当者」を配置するなど、地域のコーディネート機関として充実させ、介護保険給付実務は業務からはずす
○介護支援専門員が中立、公平を保つことができ、質を高め、専門性が発揮できる体制とする。サービス利用に至るまでの相談支援にも報酬を認める
○介護従事者の賃金、労働条件の改善を継続的に図るために、利用者の負担を増やすことなく、必要な対策を講ずる
○要支援1、要支援2も介護保険給付の対象とし、予防事業は一般財源でおこなう
○療養病床の利用者には、制度の推移にかかわらず、現状と同等の必要な医療と介護を保障する
○認知症の人の一般病院入院時に、ホームヘルパーの付き添いを認めるなど対応の改善を図る
○すべての都道府県、政令市に「認知症コールセンター」が速やかに設置されるよう必要な措置を講ずる
○小規模多機能型サービスが安定して運営できるよう、必要な措置を継続的に講ずる
○地域の家族の会など当事者組織の活動への支援を強化する

回答欄

問7● 認知症の人と家族が、今後安心して生活するためのサービス、支援策としてどのようなものがあればよいと思いますか。あなたのご意見をお書きください。

(例:夜に通える「ナイトデイ」、24時間対応の介護者の困り事相談サービス、介護する家族の休暇制度、一般病棟への入院時のつきそいサービス、交通費等遠距離介護支援サービス、公衆介護トイレの整備)

ご意見

問8● その他、ご意見をお聞かせください。

a 介護保険の費用や財源について


b 認知症ケアの「質」について


c 医療制度や医療費について




介護やお仕事でお忙しい中、最後までご協力をいただき、ありがとうございました。
よろしければ、ご氏名と住所をご記入ください。
  氏名
  住所(〒
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