義父はアルツハイマー型認知症の診断を受けても車の運転を続け、薬の管理もできません。義母は認知症と受け入れず、けんかが絶えず、嫁として困っています。

つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

義父はアルツハイマー型認知症の診断を受けても車の運転を続け、薬の管理もできません。義母は認知症と受け入れず、けんかが絶えず、嫁として困っています。

義父67 歳。62 歳の頃から物忘れの症状が見られ、昨年アルツハイマー型認知症の診断を受けました。しかし義母が義父の認知症への理解に乏しいのです。義父は今でも車を運転しますし、同じ薬を飲んでしまうことがあり心配です。義母は止めることよりも怒ることが先立ってしまい、義父はそれに腹を立てるという状態です。ケアマネジャーに相談しデイサービスを勧めたのですが、私の言うことは一切聞いてもらえません。どうしたらよいでしょうか? (相談者:長男の妻37 歳)

介護経験者(嫁):お義母さんに認知症の勉強の機会を 私も同じ状況で苦労しました。お義母さんに「認知症」を理解してもらい、「介護の主役」になってもらうことが大切でしょう。講演会などで認知症を勉強してもらい、お義母さんが対応しきれない時に、あなたが応援するような感じで、ある程度二人に任せてみたらどうでしょうか。

ケアマネジャー:認知症について医師から説明を お姑さんに「認知症」を理解してもらうために、診断した医師に説明してもらうのが効果的なことがよくあります。医師に状況を話し頼んでみられたらいかがでしょう。

世話人A:ご主人をはじめ複数の協力体制を 息子であるあなたのご主人にもご両親の状況をきちんと理解して、関わってもらってください。他にも身内などがいるのであれば現状を知らせておき、いざというときに協力してもらえるようにされたらいいと思いますよ。

世話人B:「つどい」に参加を 嫁という難しい立場でご苦労されていると思います。介護者の「つどい」でいろいろな知識や知恵をもらったり、仲間と話をすることでヒントをもらったり元気が出ますよ。ご主人やお義母さんにもあの手この手で説得して、ぜひ誘ってください。

医師:医師に薬の一包化の相談を 薬剤管理の具体的な対策として、かかりつけ医の先生に薬の管理が困難になっていることを伝え、できるだけ処方をシンプルにしてもらい、薬局で一包化などわかりやすい形にお願いしてください。

世話人C:運転はあきらめてもらいましょう その際は無理矢理取り上げて本人を傷つけてしまわないように注意することが必要です。私も苦労しましたが「車がない孫に譲ってあげて」と頼み成功しました。「助けて」というスタンスで持ちかけてみてはいかがでしょう? またお義父さんが運転する車にご主人が同乗し、現実をわかるのもよいでしょう。警察に免許証自主返納制度や認知症と車の運転に関するホームページもあります。

看護師:お義父さんの不安を理解して できていたことができなくなり、おかしい自分に気づいて不安を感じているからかもしれません。周囲の者が認知症を理解し、本人の気持ちに添いながら新しい信頼関係を築いていくことが欠かせません。少し先の状況も知り、家族の協力体制をつくっていってください。

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