2016年6月11日に、第7回(通算37回)総会を開催し、下記の総会アピールを決定しました。

国際会議を成功させ認知症施策の前進を

「家族の会」も、「ともに新しい時代へ」

201 6年 6月 11 日 総会アピール
認知症の人と家族会 総会参加者一同

2004年に続き日本で2度目の開催となるADI国際会議を10ヵ月後に控え、結成総会から数えて37回目となる総会を、本日開催しました。36年の歴史の重みと国際会議を迎える意気込みを示すように、全国から300名を越す会員が参加しました。
「熊本地震」で自宅も被害を受けながらも支部活動を続ける九州各県支部からは総勢43名の会員が参集しました。地震発生後ただちに呼びかけた義援金はすでに300万円を超し、本日の総会で第1次分として熊本県支部17名、大分県支部1名の会員に見舞金を贈呈することとしました。さらに、参加者一同が両支部を激励する寄せ書きに励ましや連帯の言葉を記しました。熊本、大分両県支部から状況報告と謝辞が述べられ、参加者一同が、困難なときこそ励ましあい助けあうことの大切さをあらためて実感しました。
国際会議については、近く参加登録、発表受け付けが開始されることが報告されました。「認知症:ともに新しい時代へ」をテーマに、世界80か国から4000人の参加を目指し、国内での関心と取り組みをいっそう強める決意を固めました。
2004年の国際会議では日本人の認知症の男性の発言がそれまでの認知症へのイメージを大きく変え、その後のケアと施策の方向を示しました。各国での取り組みが進み、いま世界の認知症の課題は、「認知症の本人の意思を尊重すること」、「家族の暮らしを保障すること」、「認知症に優しい社会をつくること」になっています。来春の国際会議がそのことに貢献するように尽力します。
国内的には、私たちが、家族の責任を免じることを強く求めてきたJR列車事故の損害賠償訴訟で最高裁は、家族の責任を問わない判決を出してくれました。来年度は新オレンジプランで示された数値目標達成の年でもあります。「家族の会」は、同プランを“暖かい風”と評価しその目標達成を期待していますが、一方では、介護保険から軽度者の通所介護、訪問介護を除外するなどサービス抑制、費用負担増の“冷たい風”が吹いています。この影響は想像以上に大きく、「家族の会」は2015年改定の一部を撤回するように厚生労働大臣に申し入れました。本日の総会では、私たちの望む介護保険制度の検討も行い、近く積極的提案として申し入れる予定です。
戦後71年。日本の国のあり方が問われています。震災時、緊急時に認知症の人と家族はより生きづらくなることを熊本地震でも再認識しました。より良い介護のためには社会が平穏で平和でなければなりません。
結成36年。2回目の国際会議を成功させ、「家族の会」も「新しい時代へ」向かうことを総会の意志として表明します。

以 上

総会アピール2016(PDF、143k)