2014年度「世界アルツハイマーデー」に寄せて

厚生労働大臣 塩崎 恭久

2014年度「世界アルツハイマーデー」に当たり、一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。

国際アルツハイマー病協会が「世界アルツハイマーデー」を9月21日と定めてから本年で21年目を迎え、この間、世界各国で認知症に対する理解の向上を図る活動などが広がってきました。

日本においても、国際アルツハイマー病協会加盟の「公益社団法人認知症の人と家族の会」が中心となって、認知症の人のご家族の交流や相談、認知症介護に関する調査や研究などを進められ、国内外での啓発活動を展開されております。こうした関係者の皆様のご尽力に対し、深い敬意を表します。

今日、多くの国において社会の高齢化による様々な課題が生じつつある中、世界で最も高齢化が進んでいる日本の認知症に関する取組は世界各国から注目されています。本年11月には、認知症の新たなケアと予防モデルをテーマとした認知症サミット後継イベントを日本で開催しますが、このような機会を通じて、日本の取組を世界各国に発信していきます。

厚生労働省では、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指し、昨年度から「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」に基づいた取組を進めています。

具体的には、複数の専門職が認知症の人や家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を配置するなど早期支援の取組を実施するとともに、地域の実情に応じて、認知症の人とその家族、地域住民、専門職等の誰もが参加できる「認知症カフェ」の普及を図るなど、家族支援を図っていくこととしています。

今後とも、このような認知症施策を着実に推進するためには、「公益社団法人認知症の人と家族の会」をはじめとする関係団体と連携していくことが重要であると考えていますので、皆様方のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

「公益社団法人認知症の人と家族の会」の皆様のますますのご発展を祈念しまして、私のお祝いの言葉といたします。