つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

入所したことや、施設のケアで悩んでいます

義父80 歳。義母の死後一人暮らしをしていましたが認知症の症状が出始め、妻の実家に戻り同居しました。認知症の進行が速く、結局施設入所の道を選択しましたがそれで良かったのか、まだ迷っています。またその施設のケアについて不満もあるのですが、なかなか言い出せずにいます。妻はあまり葛藤がないらしく、一人で悩んでいます。どうしたらよいでしょうか? (相談者:娘の夫50 歳)

世話人:お義父さんにあなたのやさしい気持ちを伝えて 実の娘さんの奥様でなく、義理の息子さんがこのように悩まれお義父さんはお幸せのように思います。あなたは同居してお義父さんを介護し、施設入所後もいろいろ心配してあげているやさしい方ですね。これからもお義父さんに「いつも気にかけているよ」という気持ちを言葉や態度で伝えてください。症状が進んでいてもあなたの気持ちは通じます。家族の触れ合いを感じてもらうことは大事な介護だと思います。

介護経験者A:あなたの気持ちを奥様に話してみては 同居して介護を始めた奥さまはとても親孝行な方です。施設入所については一生懸命考えた上でやっと迷う気持ちに決着をつけたのだと思います。あなたの気持ちを話してみてください。
同じように悩んだことがわかり、これからの介護をめぐってさらに協力し合えるようになるでしょう。
介護経験者B(娘):入所後も家族ができることはたくさんあります 家族での介護ができなくなった場合には、施設入所も必要だと思います。
私も父の時はそうでした。入所してからは、家族が、ドライブ、外食、日帰り温泉等に一緒に出かけ、父の楽しみの時間を作るようにしました。施設に入所してからも家族ができることはたくさんあります。一緒に暮らしていた時より父に優しくなれました。

施設責任者:気がついたことは遠慮なく教えてほしい 施設のケアについてご家族がおかしいと思われることでも、職員には当たり前になってしまっていることがあります。気づいたことはできるだけすぐに伝えてほしいと思っています。現場の職員に言いにくい場合は、責任者に言ってください。利用者の方のご意見は自分たちのケアへの貴重な助言と考えていますし、ご家族と施設が一緒になってご本人のケアを考えていきたいものです。

ケアマネジャー:施設側で気がついていないことも ケアについては、施設がやってくれないのではなく、単に気がついていないだけ、ということもあります。話せば、意外にあっさりと解決することもあります。我慢して施設への不満につながるよりも、やはり、声に出してみてはどうでしょうか。話す相手は、介護の職員でも相談員でも、話しやすいほうで良いのではないでしょうか。

世話人:できるだけ何度もつどいに参加して  つどいには、娘、息子、婿、嫁、などいろいろな立場の方が参加され、サービス利用での悩み、あなたのように入所はしたけど後ろめたさを抱えている人が来られます。また専門職の方も参加されているので、これからもつづけて参加してください。共感しあったり、全く違う意見を聞いたりして本音で話せる仲間が見つけられると思います。

介護経験者C:まだ施設のことが分かっていないからの悩みでは 私も入所当初は施設のケアに疑問が多くありました。でも、面会に何回か通ううちにそれは誤解もありました。少し様子を見られることも必要と思いますよ。