つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

子どもたちは「早く施設に入所させなさい」と言います。夫を施設には入れたくないのです。

夫(78歳)要介護3、二人暮らし、週2回のデイサービスと月5日間のショートステイを利用して何とか在宅介護を続けてきました。昨年、私が体調を崩し手術を受けました。子どもたち3人は「県外にいるので介護の手伝いはできない、お母さんの体が心配だから早く施設入所の申し込みを」と強く言われていますが、体の続く限り在宅で介護を続けたいのです。 (相談者:75歳、妻)
介護経験者:限界まで在宅を 在宅介護は介護者にすべてがかかっています。「家で」というお気持ちがある限り、サービスを最大限に利用し周囲にも協力を頼んで在宅を続けられたほうがよいと思います。いつか限界がくれば自然に施設利用を考えるようになります。

世話人:子どもさんも巻き込んで 県外に子どもさんが3人いらっしゃって、現在は盆暮れに帰省するぐらいなのですね。我が家も同じです。その際には現状を正確に伝えるようにしています。遠くにいても何かあったときはやはり助けてもらわなければならないので、「世話になるよ」と伝えています。思いを日頃から伝えておくのも大切だと思います。

ケアマネジャー:施設のお話を聞かれたら 少しがんばりすぎですね、子どもさんたちの心配もわかります。入所系施設は重度の人を優先する傾向にありますので要介護3ではなかなか難しいです。通い(デイ)や泊まり(ショート)、ヘルパーさんが1か所で利用できる小規模や3ヵ月ほどの入所ができる老人保健もあります。体が続かなくなったときのことを考えて、どんな施設があるのかケアマネジャーに一度話を聞かれ見学されてもいいのではないですか。

入所家族:施設利用で元気になりました 自分では大丈夫と思っていましたが、気付いたら介護うつ病になってしまいました。最初は施設入所に罪悪感がありました。毎週1回、必ず会いに行っています。今では私が誰だかわからないようですが、笑顔を見せてくれるのが何よりです。入所してもらって自分の時間がもてるようになり、私もうつ病が治りました。

医者:在宅介護は無理です 今までほとんどひとりで介護を続けてこられたのですね。よくがんばってこられましたよ。手術のあと疲れがたまるようで、体調をくずさないようにしてください。介護中に手術するような病気は在宅介護の限界ですから施設利用を考えたほうがいいです。がんばりすぎないように。

在宅介護者:サービスの再検討を 夫と二人暮らしで、家で介護して13年目です。もう限界と思うこともありましたが、そのたびに介護仲間に励まされ、ケアマネジャーに追加サービスなどを相談してきました。ケアマネジャーに在宅介護を続けたいことと自分の体調についてもう一度話し、ケアプランを検討し直してはいかがですか。