つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■認知症ではないようだけどこれから先が心配です

要支援2の母。父は亡くなり一人暮らしをしています。今のところ、介護保険のサービスは使っていません。母も使いたくないと言っています。久しぶりに母の所へ行って掃除をしていると、押入れから新しい布団や栄養補助食品がたくさん出てきました。母に聞くと「わからない」と言っています。物忘れがあるようで心配です。これからどうすればいいのでしょう。相談者(50歳・娘)

世話人A:消費者センター※に相談してみては? たくさん買い込んでしまわれた布団や栄養補助食品をどうにかできないか相談してみてはいかがでしょう。クーリングオフが過ぎていても支払ったお金の一部が戻ってくる場合があります。

ケアマネジャーB:地元で開催の地域支援事業を勧めてみては? 一人暮らしでひきこもり気味になっておられませんか。地域の介護予防推進センターや社会福祉協議会などで開いている、すこやか教室など介護予防の教室を見学されてはいかがでしょうか。他の方と交流をされると、物忘れの進行も予防できると思いますよ。お母様はサービスを使いたくないとおっしゃっていますが、地域包括支援センターに相談されてはいかがでしょう。

世話人C:病気なのか専門病院に受診しては? 訪問販売や催眠商法でいろいろな物を買わされたようですね。お母様は買ったことを忘れておられるようです。認知症の初期だと思います。一度受診して先生に相談されると今後のアドバイスをもらうこともできますよ。

民生委員D:一緒に住んだほうが安心です 離れて暮らしておられるようですね。
物忘れが進むと、火の不始末が心配です。ご近所に迷惑がかかる前に、お母様の家を整理されて、一緒に住まれてはどうでしょうか。私も母で経験したのですが、まずは一泊し生活の様子を見てみると、全体の様子がよく分かりますよ。

施設職員E:お母様の暮らしを大切に長年暮らした家を離れることは不安だと思います。もし認知症であるなら娘さんの家に引っ越して、逆に認知症が進行してしまう恐れがあります。物忘れはあるようですが、お身体はまだ元気で炊事や洗濯などできるなら、お母様が今の暮らしを継続できるようにご近所の方に見守りや利用できるサービスを使えるように、民生委員さんや地域包括支援センターの職員さんに連絡されるといいですよ。

介護家族F:財産のことについて話し合って資産をどうするか、お母様の意向について今のうちに話し合っておくとよいと思います。父が認知症になってから資産をどうするかといった問題を抱え、貯金の引き出しや解約の手続きは本人確認が必要と言われ大変でした。成年後見制度や自立生活支援事業といった認知症になっても財産管理をしっかりしてくれる制度があります。役所に相談されるのもよいと思います。__

※消費者センター:悪徳商法被害の相談や各種消費者問題を取り扱っています。悪徳商法被害の解決のためには、一人で悩まずに迅速な対処をすることが肝要です。