つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■姑の友人より「認知症の症状がある」と知らされ、舅が外出禁止にしました。どうしたらいいでしょう。

姑(78歳)と舅、私たち夫婦の4人家族です。姑は趣味も多く友人と共に大正琴やコーラスのサークルに入っていましたが、認知症の症状のような言動がみられ、サークル活動で支障があるようだと知人が教えてくれました。本人は、最近は少し元気がない様子でしたが、自分が認知症とは思っていないようです。(相談者:52 歳、長男の妻)

医師:診察を受けましょう

認知症のような症状があると言われたとのことですが、診察を受けてみることが必要でしょう。まずは、健康診断とでも言ってかかりつけの先生を受診し、必要なら専門の医療機関を紹介してもらいましょう。人伝ての話で判断せず、お姑さんの状況を正しく理解することが大切です。早い時期に医療的に状況がわかれば、治療効果も期待できるかもしれません。

看護師:サークル活動を続けられるよう皆に協力を

もし、認知症があるとしても、家の中に閉じこもってしまうのはよくありません。人と出会い、いろいろな活動をしてこそ心や体を元気に保つことができます。
周りのちょっとしたサポートで、生き生きとした時間を過ごせるはずです。メンバーの方たちの協力を求めましょう。

世話人:楽しい時間を過ごしています

私の姑も認知症ですが、体操教室、料理教室などサークル活動を続けています。
メンバーの人に状況をきちんと伝えましたら、「最近、持参の物を忘れたり、活動の日程を何回も電話で聞いてこられていました。他の仲間にも知ってもらい参加が継続できるようにしますね」と言ってくれました。周りの方も認知症に対する関心が高まり、サークルで認知症サポーター養成講座を開くまでになりました。

地域包括支援センターの職員:地域資源の活用も

今後、サークル活動への参加が困難となった場合、市や地域でも様々な活動が開催されています。お近くの地域包括支援センターや社会福祉協議会などにお姑さんの状況を話して相談してみてください。

介護者:ご主人とお舅さんに認知症への理解を

お舅さんが外出禁止にしてしまう気持ちもわかります。「サークル活動で失敗し、恥ずかしい思いをさせたくない」という思いやりなのでしょう。まず一番身近な家族が認知症を理解して適切な対応をすれば、ご本人は安心して過ごせると思います。
「つどい」にご主人、できればお舅さんもお誘いしたいですね。私は、無理やりでしたが夫を誘い出し、他の人の話から理解してくれました。最近は男性介護者も多いので参加しやすいと思います。

認知症の本人:気分良いことをしています

私は診断を受け「この先どうなるのか」と絶望的になりました。でも、家族や周りの人に励まされ、助けられてコーラスに参加できるようになりました。大きな声で皆さんと一緒に歌うと、とても気持ちがいいです。
お姑さんのところに誘いに行きたいです。