つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■自分で食べてほしいのですが、これから先、食べられなくなるのではと心配です

主人は81歳、認知症になってもうすぐ10年になります。最近は自分でご飯を食べなくなりました。箸を持たせても、ポロポロとこぼし、箸を置いてしまいますし、最近はお茶でむせたりします。食べさせると食べてくれるのですが…。相談者(76歳・妻)

介護家族A:食べさせてあげてもいいのでは

私の主人も認知症が進行して、次第に自分でご飯を食べられなくなってしまいました。食べさせています。

最初は甘えているのかな?と思いましたが、一生懸命口に運ぼうとしますができないようでした。

相談員B:箸もスプーンも色々あります

今まで使ってこられた箸が使いづらいのかもしれません。あるいは箸ではなくスプーンやフォークなら使えることもあります。他にも福祉用具店などに行くと、いろいろと自助具の食器類があるので相談してみてはいかがでしょうか?

世話人C:お腹がすくように散歩などはいかがですか

認知症が進んで、外出する機会も減っていませんか。
外を散歩するだけでも季節を感じ気分も良くなりお腹もすくと思いますよ。

介護家族D:できない所だけに手を添えて

つまみやすい大きさ、方向におかずを置いて、そばにいて、口に入れる寸前やできない所だけ手を差しのべたら自分で食べることができました。手づかみでも自分で食べてくれたらいいですね。

言語聴覚士※E:食事の前に口の体操を

お茶でむせるのは、噛む力や飲み込む力が低下してきているのかもしれません。食事前に口の体操や、口周囲や顎下をマッサージすると唾液が出て来て、食欲も増してきます。ぜひやってみられてはいかがでしょう。

看護師F:腕の力が衰えてきたのかも。手助けしてあげて

認知症が進行すると、運動機能が低下し腕や足をうまく動かすことが難しくなります。それに伴い全身の筋力も低下してきます。食べ始めはご自身で食べていただき、疲れて手が止まってきたら、介助してはいかがでしょう。自分でできる力を保ち続けることができます。

医師G:これから先のこと

認知症が進行すれば、自分で食べることもできなくなり、手伝いが必要になってくることが多いようです。嚥下が困難になると、鼻や胃に管を通して栄養摂取をする方法をとることもあります。

※言語聴覚士:

音声・言語機能、聴覚に障害のある方への機能訓練やそれに必要な検査や指導、また医師などの指示のもとで嚥下訓練や人工内耳の調整などを行う専門職です。