つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■家族が反対するので専門医を受診できないのですが…

76歳の姑は、2年ほど前からかなりの物 忘れがありましたが、最近では暴言やおかしな行動もはじまり、介護が大変になりました。専門医に受診したいのです が、夫も実の娘たちも、「年相応。ボケではない」と言って反対しています。どうしたら、良いでしょうか?
(兼業農家の嫁 X 54歳)

介護家族A:警 察のお世話になり初めて理解。お気持ちはよくわかりま す。私がいくら言っても、夫は自分の母親が認知症であることをなかなか認めませんでした。結局、夜中にいなくなり警察のお世話になり初めて理解してくれま した。

介護家族B:私 の検査入院をきっかけに義妹たちに10日間ほど姑を見て もらいました。うちの姑の場合、あまりにも異常な行動が多くなったので専門医受診の必要性について義妹たちに話していたのですが、断固たる拒否が続きまし た。私が膝を悪くして検査入院することになり、義妹たちに10日間ほど姑を見てもらいました。その後、姑の状態を理解し、専門医受診、特養申し込みにも賛 成してもらえました。

内科医師C:ま ずは、かかりつけ医に相談。お話をうかがったところ、姑 さんは「認知症」の可能性は高いと思われます。早期の診断や治療を受けることで症状や進行が抑えられたりすることがありますが、精神科や神経内科などの専 門医受診については、本人も家族も納得されないことが多いですね。まずは、かかりつけ医に相談してみてください。先日も介護に困り果てたお嫁さんから相談 を受け、私が、専門医受診について息子さんを説得しました。初めに家族から状態を聞き、その後、本人が受診するという方法が可能な場合もあります。

世話人D(看取り後):理解してくれない家族を相手にして いても仕方が ない。理解してくれない家族を相手にしていても仕方がないです。
その間にも、症状が進んでしまうかもしれません。理解させる努力はしながら、まずはあなたが専門医に関する情報を集めて選択し、一人で姑さんを連れていっ たらいかがですか? その結果をご主人に伝えれば、少しは気付くかもしれません。

世話人E(介護中):自分が神経内科を受診しました。結 局、その先生が 姑も。私も周りの無理解の中で一人、泣きながら頑張ってました。
「死んでくれたら!」と思う毎日でした。だんだん、私の気分が落ち込んできて危ないと思ったので、自分が神経内科を受診しました。結局、その先生が私の状 況を夫に伝え、姑も診てくれることになりました。治療により私も元気を取り戻し、姑の状態も安定しています。

世話人F:講 演会へ。来月、支部主催の「認知症の基礎知識」についての 講演会があります。ぜひご主人と参加してください。認知症の基礎知識や医療情報などを知ることで、自分の母親を異なった角度で見る機会となると思います。 そして、受診に協力してくれるかもしれません。

包括支援センター主任ケアマネG:現在の状況を最寄りの包 括支援セン ターに相談して。
すでに介護が大変な状況になっているとのこと、介護認定もまだのようですね。現在の状況を最寄りの包括支援センターに相談してみてください。公的な機関の 担当者から認知症や認定、介護保険のサービスなどについて説明を受ければ、ご主人や娘さんたちも「今のまま、放っておくわけにはいかない」と受診も含め て、考え直すかもしれませんよ。