つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■若年期認知症の父と、病気入院中の母の介護。私一人ではどうして良いかわかりません

父(58歳)は、若年期認知症と診断され、今年3月に仕事を辞めました。母は病気 で入院中です。一人娘の私に生活全部がのしかかっています。父は、物の名 前が出てこなくなりました。しかし、本人には病気の自覚がなく、仕事をしたいと考えているようです。仕事を見つけて働いてみたのですが、ついていけず1日 で辞めてしまいました。母の入院費、生活費、父の今後など、どうしたらいいのかわかりません。
Yさん(女性 20代独身)

世話人Aさん:Y さん一人にご両親の介護がのしかかっているのはかわい そうでやりきれない思いがします。お父さんの病気の進行を考えると一応、介護保険の認定を受けてケアマネさんと今後のことを相談したほうがいいのではない ですか。

60歳の夫を介護中の妻Bさん: 夫が自分の親のような年齢の人と一緒のデイサービスに行くことは本人にも抵抗があるのではと心配しましたが、思ったより早 くなじむことができました。というのも、スタッフの方たちが、夫に「ボランティア活動としてきてもらっている」という対応をしてくださったからです。おか げで、自分の役割を見つけることができ、いきがいを感じているようです。Yさん一人で大変ですが、きっといい方法がありますよ。めげないでくださいね。

市役所Cさん:Yさんの家の場合、Yさんの収入があると生 活保護は受け られません。しかし、他の助成としては、病気の種別、加入している年金によって異なりますが、原則として初診日から1年半たった時点で「障害基礎年金」が 請求できます。
また、精神科の病院または診療所での通院医療費の一部を助成する「自立支援医療(精神通院医療)」があります。

ケアマネDさん:Y さんがお仕事をされている間、お父さんが一人で留守 番というのは心配でしょう。若年の方に「身体障害者対象のデイサービス」を紹介したところ、日中の活動の場として喜んで利用されています。お父さんともよ く話し合い、見学などもされてどこか社会参加できる場所を探していかれたら?と思います。2、3ヵ所、ご紹介できます。

介護経験者Eさん:お 父さんが家にいると、回覧板など、ご近所のお付き 合いが多くなるでしょう。ご近所や町内会長、民生委員さんにお父さんの病気のことを話して、協力してもらったほうがいいですよ。

神経内科医Fさん:お母さんのことも心配ですね。両親の看 病、仕事、家 事ではあなたの体が心配です。お父さんにはかわいそうですが、お母さんのことを優先し、落ち着かれるまで、お父さんは専門病院への入院をお勧めします。