つどいは知恵の宝庫~介護初心者の悩みに応える~

全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。

■多趣味の夫、一人で色々なところに出かけますが…今のままで良いでしょうか?

主人は72歳、レビー小体型認知症と言われています。
昔から趣味も多く外出好きで、同じ日に電車を乗り換えて2ヶ所に行くこともあります。お友達との待ち合わせ場所が分からなくなると電話そして来ますが、今のところ迷子になることもなく、ちゃんと帰ってきます。
最近は起こりっぽく変に頑固になってきていて、私が同行するのをいやがります。主人の病気はお友達にも伝えていて、大丈夫と言って下さいますが、私としては皆さんに迷惑をかけているのではないかと心配で、このままで良いのか悩んでいます。
Kさん(女性 65歳)

ケアマネAさん:良いと思いますよ。お友達も、自分が本当に困れば断ってくるのではないですか。
認知症の初期は、それまでの趣味を続けていけるようにちょっと周りで考える、そういったケアが大事ですから。良いお友達に恵まれ、ご主人が喜んで行っているのですからそれで良いのではないですか。
実母を見送ったBさん:私の母の場合も、長い間お茶を習っていて、かなりの腕前でしたが、行く日は何度も私に同じことを開き、お稽古場にも何回も電話したりしていました。しかし、そのうち先生の方から断ってこられましたね。
その後は、母のために時々私が友人を集めて、お茶会を持つようにしました。既に作法も何もめちゃくちゃでしたが、母は真剣な表情で、私たちに教えてくれていました。
義母を介護中のCさん:それは少し不安を感じますね。「最近は怒りっぼく頑固になってきている」ということですし、やはり進んでいるのではないでしょうか。レビー小体型認知症は、1日のうちで認知機能に大きな波があるとも聞いています。お友達との関係が今のように行かなくなった時に、急に慌てることのないように、ご主人に合ったデイサービス等も考えて、徐々にそちらへ移行していくというやり方はいかがでしょうかね。
世話人Dさん:私は、お友達との外出や、集まりはできるだけ続けたら良いと思います。
しかし、取りあえず日頃から名前・住所・連絡先の電話番号などを携帯していただくこと。それだけでなく、衣類に縫い付けたりして、身体から離れにくいようになさる方が良いと思います。その際、すぐ脱ぎ着できる上着だけでなく、下着のシャツの首の後ろ等にも付けておくのが良いと思います。

夫を介護しているEさん:ご主人は、同伴を嫌がられるそうですが、奥様もご主人と同じ趣味を始められたと言って、ご一緒に出かけられるのは駄目ですか。
うちの主人は、最近迷うことが多くなったので、午後からはできるだけ私が付いて行くようにしています。ご近所や民生委員の方にもお話して皆さんに気を付けていただいています。
世話人Fさん:認知症の介護については、今できているのなら「良し」として先のことをあまり考えすぎて滅入らない方が良いのではないですか。
しかし、そう言っても悩みは尽きませんから、この場で自分の心に溜まっている思いを話すことで、心を軽くしたり、心の整理をつけたり、他の人の話を開き、何かヒントを得たりして、自分なりに前向きになれたら良いですね。