京都府支部だよりでは、「家族の会のいいところ」と題して、会員の皆様より寄せられたご意見を紹介しています。


K.Mさん

私が家族の会で一番お世話になっているところは「つどい」です。

一、二歩、先の介護生活をする先輩の経験やアドバイスを聞くことは、とても参考になります。

 母が認知症と診断されたのは8年前です。母が認知症になったことは恥ずかしくて誰にも言えなかったので、相談する人がいませんでした。時間があればインターネット(以下、ネット)で、「これからどうなっていくのか?」、「準備しておくことは何か?」など認知症のことについて調べていました。毎日繰り返す母娘ケンカを何とかしたくて、本を読んで、ネットで調べて、「間違いを指摘しない」、「怒らない」など対応の仕方を見つけましたが、実践してもうまくいきませんでした。すぐにケンカになるし、怒ってしまう日々が続きました。当時の私の「認知症になったら、何もわからないし、何もできない」という考え方が間違っていたのだと思います。 

 その頃の一番の悩みは、「今のままではよくないことはわかっているが、どうしたらよいかわからない」でした。こんな漠然とした悩みに対するアドバイスは、ネットでは見つからなかったです。次の悩みは、「母が大好きなビールを飲みすぎていて、どうしたらいいかわからない」でした。医師もケアマネもビールは控えた方がいいとアドバイスをくれました。では、「一人暮らしで、缶ビールを自分で購入できる母から、どうやってビールを取り上げる?」、「大好きなのに、取り上げていいのか?」など、私の中には?マークがいっぱいでした。このような時に、本で「認知症の人と家族の会」を知り、早速、連絡してつどいに参加しました。

 母のビールの飲みすぎについては、「ディサービスを増やして、昼間から飲める環境を作らない」、「症状が進むと飲めなくなるから、おいしく飲んでいる間は飲ましてあげたらいい」というアドバイスでした。「そっか。おいしく飲んでいる間は、飲ましてあげればいいんや。」と、気持ちがスッキリしました。それからは、悩み事は何でもつどいで相談しています。

 アドバイスが一つでないこともよいところだと思っています。先輩たちの経験に基づいたいろいろな工夫を知ることで、母に合ったものを選ぶことができます。少し先の見通しも教えてもらえるところもよいです。大変な状況もいつかは収まるということがわかりました。「つどい」があることは、私にとってとても心強いことです。