つどいは知恵の宝庫

苦しみを誰にも話せません。

どうしたら良いでしょうか?


母は81歳、要介護2、認知症があります。私の気持ちを理解してくれる人がいるでしょうか。苦しみを誰にも話せません。疲れました。

相談者(56歳・女性)


世話人A:勇気を出して相談してみましょう


 いつまで続くか先の見えない介護。悪くなっても良くなることがありません。完璧な介護を目指し共倒れになることは何よりも悲劇です。ケアマネジャーさんに相談し、うまく社会資源を使い、手抜きと息抜きを心がけてください。また、認知症の電話相談で、思う存分心の内を吐き出してみられてはいかがでしょう。気持ちが楽になりますよ。仲間もきっと見つかるはずです。


世話人B:相談してくれてありがとう


あなたは今、外へ目を開いてくれました。あなたの苦しみを私にお話しください。“介護家族にも十分なケアを”と思っている一人です。自分ひとりで介護してしまったのですね。完璧に動いてしまったのでは。しかし、疲労が徐々に積み重なってくると判断能力、思考回路が狂ってしまうんです。サービスを使ってほどほどの介護でやりましょう。


介護経験者C:私も最初は一人で頑張ってきました


 あるとき夫が、2カ月間海外出張となり、夫にこれまでの苦労と限界であることを話しました。夫はそれまで、さほど深刻であることに気づいていませんでした。これを契機に介護の大変さを理解し、家族で協力し合うことができました。


世話人D:「家族の会」に入りました


私も誰にも相談できず悩んでいた時期が1年くらいありました。親戚に言っても相手にしてくれない。そんな時、友人から「家族の会」を紹介されました。つどいに参加し“苦しいのは私だけではない”と思うと肩の荷がおり、前向きに介護できました。“つどい”に参加できない時は会報を見ることによって癒されました。


地域包括支援センター(※)相談員E:介護者にも介護者の人生があります


 あなたの人生も大事に考えていいのですよ。家族が老いていく、今までと違う姿を見るのはつらいものです。つらいと思うようにしてしまったのは、支援のプロである専門職の私たちの責任かもしれません。きっとあなたのそばに相談にのってくれる人がいます。あきらめないで一度お近くの地域包括支援センターにご相談ください。介護の日々があなたにとって豊かな体験になることを願っています。


(※)地域包括支援センター

高齢者のみなさんの総合相談窓口で、介護保険法で定められた、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関。


2009年10月25日発行会報「ぽ~れぽ~れ」351号より

あなたも「家族の会」の仲間になりませんか?無料で資料をお送りします。