2月25日に厚生労働省の事務連絡等を踏まえ、「基本的な対応」を公表、その後の新型コロナウイルス感染症の拡大、4月7日の緊急事態宣言発出を踏まえ、「家族の会」が開催する「つどい」等のイベントに対応を更新しました。その後の状況を考慮し、5月13日時点での基本的な対応を更新いたします。

基本的な対応(5月13日更新)

感染状況は、都道府県間で実状に大きな差があります。今後は国や都道府県の要請に従い、外出・イベント自粛などが解除されるまでは参集して実施する支部行事、世話人会、つどい、カフェなどについては開催中止いたします。ただし、電話相談事業については、感染予防対策を講じ、継続することを基本とします。
行政などの委託により実施する「つどい」「オレンジカフェ」などは、委託側の判断に従います。これらは、5月13日時点での方針であり、その後の状況により変更する場合があります。

つどい等の開催・中止について

参集しての「つどい」などは、会員の安全を守ることを第一に中止を基本としますが、上記を踏まえ地域の状況を踏まえての対応になります。ご理解・ご協力をお願いします。詳細は各支部にご連絡ください(支部連絡先はこちら)。支部事務局が閉鎖になっている場合もありますので、その際は本部事務局までご連絡ください。
つどいが中止の場合もありますが、電話相談にはつながります。気持ちが疲れてしまっている時、少しでも心が軽くなり、元気を出してもらえるよう、介護経験者が対応いたします。

コロナ感染に不安を感じられている会員の皆様に

新型コロナ感染症での基本方針策定の際に寄せられた医師の杉山孝博副代表のコメントを紹介します。

コロナ感染に不安を感じられている会員の皆様に

認知症の人と家族の会 副代表 杉山孝博

連日の新型コロナウイルス関連報道、とりわけ福祉施設や医療機関における感染発生などを見聞きしますと、介護の必要な方やご家族が強い不安に襲われるのは当然だと思います。新型コロナに限らず、様々な感染症に対する恐怖は、人類の本能的なものといってもよいでしょう。この場合、大切なことは次の4点にまとめられます。「正しい知識を持つこと」「予防法など自分でできることを実行した上で、それ以上心配しないこと」「医療や福祉を信頼すること」「ひとりで悩まないで、専門職種の人や家族の会の仲間などと話し合うこと」です。それぞれの項目について考えていきましょう。

1.正しい知識を持つこと

(1)これまで、B型肝炎、MRSA、エイズ、新型インフルエンザなどの感染症がある時期には社会的なパニックを引き起こしましたが、知識が深まり医療的対応ができるようになると冷静に受け止められるようになってきたことは明らかです。

(2)新型コロナウイルスの侵入阻止、感染者の発見と隔離と治療、感染拡大の予防措置などは、公衆衛生対策という視点では非常に重要で、世界各国が経済的にも大きな犠牲を払って政策的に進められています。マスコミはこの観点から集中的に報道しているのです。

(3)感染症という視点からみると、感染力・重症度・死亡率などは、毎年流行するインフルエンザに近いと思われます。実際、コロナ感染者で重症・死亡もありますが、軽症で治癒している人も少なくありません。もちろん、合併症のある人・高齢者の方には怖い感染症ですが。しかし、米国では今年インフルエンザの死亡者は1万人といわれていますが、コロナ感染ほどに報道されていないし、怖がられてもいません。

(4)高齢である認知症の人や介護者は、感染・重症化のリスクが高いのでご心配はよくわかりますが、感染のリスクの低いコロナ感染よりも、誤嚥性肺炎やインフルエンザ感染、心筋梗塞などの疾患の方が、現実的な健康リスクといえるのではないでしょうか。

2.予防法など自分でできることを実行した上で、それ以上心配しないこと

マスク・うがい・手洗いなどの予防法を実行し、感染の機会の多い人ごみに出かけないことなどを心がけた上で、それ以上心配しないことが平穏な毎日を続けるコツであると思います。

3.医療や福祉を信頼すること~感染者を見捨てることは決してしません

たとえ、感染しても医療を受けられる体制が整備されています。現在も今後も医療体制性が破綻することはないと思います。福祉サービスについても同じことが言えると思います。

4.ひとりで悩まないで、専門職種の人や家族の会の仲間などと話し合うこと

不安があれば、主治医・看護師・ソーシャルワーカー・ケアマネジャー・サービス担当者など日常的に関わってもらっている専門職の人に質問したり、家族の会の仲間と話し合いましょう。介護の問題と同じように、一人で悩んでいるより気持ちが楽になると思います。

認知症の人と家族の会の取り組み

厚生労働大臣に対して緊急要請(2020年3月16日)を行いました。

~認知症の人を介護している方へ~

認知症の方と関わるすべての方へのメッセージです。みんなでアイデアを共有し、力を合わせて、この難局を乗り切りましょう!

~認知症の方 ご本人へ~

認知症の方と関わるすべての方へのメッセージです。力を合わせて、この難局を乗り切りましょう!

これらの内容は、「家族の会」が加盟する国際アルツハイマー病協会(ADI)が作成した資料をもとに、当会の国際交流専門委員会で日本語に意訳したものです。

笑顔でまた会うために

「家族の会」では、インターネット動画を通じて、孤独を感じ、不安な日々を送る「仲間」に、「あなたは、ひとりじゃない」と、様々な人からメッセージを伝えます。第一回は丹野智文さんからのフォトメッセージです。
一日も早く感染拡大をとめ、高齢者をはじめとする人々の命を守るため、この難局を耐えて、みんなで乗り切りましょう。

■「認知症のご本人」「現役の介護家族」の方からのメッセージ動画をお待ちしています。
・新型コロナウイルスで混乱する社会の状況について、今、自分が感じていること
・同じような状況で困っている「なかま」たちへの想いと励まし
・社会の人たちに伝えたいこと
・医療、介護、福祉関係者、行政など現場で頑張っている人たちへの応援
・今は外出を控えることや、手洗いや清潔を保つこと
・非常事態宣言地域の人へ
・その他、何でも・・
詳しくは、 office@alzheimer.or.jp (「家族の会」本部事務局)まで。


【Webでつながる情報発信番組】~認知症にかかわるすべての人に安心を届けたい~
コロナ禍で解決の道が見えない状況に、様々な不安を感じている関係する人たちに、認知症関係当事者・支援者連絡会議から『📺WEB番組』を配信しています!


新型コロナウイルス感染症は、認知症の人、家族、介護者に多くの不安や課題を与えています。外出を控え、同じ立場の方と対面での交流ができなくなることは、ストレスや不安を増加させ、症状を悪化させることもあります。社会的距離を取る必要はありますが、社会的孤立はしないよう、パソコンやスマートフォンを利用し、電話・メール・ソーシャルメディアなどで会員、家族や友人と連絡を取り合うようにしましょう。


新型コロナウイルス感染症に関し新聞・雑誌・テレビ報道等でコメントが紹介された記事の一部です。

※リンク先記事は経過等により掲載先サイトから削除されている場合があります。

ご協力のお願い(感染対策について)

「家族の会」のつどいが通常通り開催され参加いただく場合は、下記の点についてご協力をお願いします。

a.基本行動

インフルエンザ対策と同様を基本とし、手洗い、うがいの励行、咳のある場合のマスク着用等のご協力をお願いします。

(画像出典)首相官邸ホームページより

b.参加予定の方へ

下記の症状がある方は、参加を控えていただきますよう、お願いします。

  • 風邪症状のある方
  • 発熱、体調不良の方
  • 持病のある方
  • その他、(家族や職場を含め)健康上不安のある方など

c.会場内の対策について

場内に手指衛生用の消毒液を置きますので、手指消毒してからの入場をお願いします。
なお、地域(支部)によっては、消毒液の入手が困難な状況です。有無にかかわらず、洗面所での石鹸手洗いをしてからの入場のご協力をおねがいします。

 

d.通いの場に参加するための留意点(厚生労働省ホームページより)

通いの場を開催するための留意点((画像出典)厚生労働省ホームページより)

(画像出典)厚生労働省ホームページより

e.その他

支部事務所内においては、備品や設備の消毒・清掃を心がけ、感染防止に努めます。
事務所入室時や、会議などへの参加、訪問においては、上記同様、感染防止にご協力いただきますよう、お願いします。